アラビア語朗読コンテストが日本で開催されました

イエメンの駐日大使アデル・ビン・アリ・アルスナイニ氏は本日、日本で開催されたアラビア語朗読コンテストにおいて審査委員会の委員長を務めました。本コンテストは、毎年12月18日にあたる「世界アラビア語の日」を祝し、記念する行事の一環として実施されました。イベントは東京外国語大学が、在東京イエメン大使館と協力して主催したもので、大学・教育機関の関係者、学識者、日本社会の各界の有識者、さらにアラブ諸国の大使や外交使節団の代表らが幅広く参加しました。

開会の挨拶でアルスナイニ大使は、聖なるクルアーンの言語であり古代文明の言語でもあるアラビア語の日を祝う意義を強調しました。同大使は、アラビア語が語彙と修辞の豊かさを特徴とし、最も繊細な意味合いまで表現できる力を備えていると述べました。また、アラビア語はアラブのアイデンティティにおける基本的支柱であり、文化間の交流を支える架け橋であると指摘し、長い歴史と豊かな遺産を今に伝える「生きた声」であり、知識と美の灯台でもあると語りました。

さらに同大使は、アラビア語には1200万語以上の語彙があり、話者数では世界で4番目に位置し、10億人以上が相互理解、対話、人間同士の交流、そして礼拝の言語として用いていると述べました。そして、本コンテストの開催は、アラブ世界と日本の関係の絆を強め、人々の相互理解を促進し、文化協力の架け橋を築くことを目的としていると強調しました。

なお、参加者数は日本のさまざまな大学・研究機関・学校から集まった36名にのぼりました。イベントでは、参加した学生たちが著名なアラブ詩人による文学作品や詩の一節を披露し、とりわけイエメンを代表する二人の偉大な詩人・作家であるアブドゥッラー・アル=バラドゥーニおよびアブドゥルアズィーズ・アル=マカーレフの作品が中心的に取り上げられました。学生たちは「サヌアの手の前で泣く」「イエメン」「ビルキスの地より」といった詩を高い技能で朗読し、コンテストに深い文学的・文化的・人間的な彩りを与え、来場者の高い評価を得ました。

また、会場ではイエメン産コーヒーやイエメン料理、菓子類を紹介する特色ある文化プロモーション展示も行われました。アルスナイニ大使は、優勝者および参加者を表彰し、感謝状とともに、イエメンの大地と人々を象徴する賞品を授与しました。さらに、出場者が示した朗読力、雄弁さ、表現力の高さを称賛するとともに、東京外国語大学による優れた運営と準備に謝意を表明しました。