イエメン、日本で開催される大阪・関西万博2025の公式開会式に参加
イエメン共和国は、産業・貿易大臣モハメド・アル=アシュワルを団長とし、駐日イエメン大使アデル・ビン・アリ・アル=スナイニーや関係当局者を含む代表団を派遣し、日本の大阪・関西で開催された「2025年国際博覧会(大阪・関西万博)」の公式開会式に参加しました。
イエメンのこの国際的なイベントへの参加は、両国間の先進的な二国間関係を強化し、文明・遺産・文化・歴史という側面からイエメンの明るいイメージを発信し、国際的な協力の新たな架け橋を築き、投資誘致に貢献するとともに、文化的・人的交流の分野を強化・多様化することを目的としています。
天皇陛下(徳仁陛下)によって述べられたご挨拶の中では、大阪・関西で2025年万博を開催することへの喜びが表明され、同博覧会が「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現するものであると指摘されました。また、この万博が持続可能な未来を創造する機会となることを期待するとともに、若い世代が世界の国々・地域・人々について理解を深め、持続可能な開発目標(SDGs)と平和の実現に向けた技術や国際的な取り組みを体感することを願われました。
今年の万博には、世界中から160以上の国や国際機関が参加しています。開会式では、日本の高度な文明や伝統文化を紹介するさまざまな音楽パフォーマンスが披露され、日本でこれまで開催された万博の歴史も紹介されました。
アデル・ビン・アリ・アル=スナイニー(駐日イエメン大使)は、両国間の友好で緊密な二国間関係を力強く訴えるメッセージの中で、2025年大阪万博の公式開幕という世界的に著名なイベントにおいて、参加各国の国旗の中でも前景の中央に掲げられたイエメンと日本の国旗が高らかにはためいていると述べました。この開幕式には、天皇皇后両陛下をはじめ皇室の方々、内閣総理大臣、日本政府、国会議員、そして荘厳な国際的観客が出席し、160を超える国々、国際機関、団体、企業が参加しました。我々は、天皇皇后両陛下、皇室の皆様、日本政府、そして友好国である日本国民の皆様に対し、開会式の見事かつ精緻な運営と調整、そして未来、持続可能な開発、平和を見据え、人々と文明の間に橋を架け、対話を創出するこの喜ばしい国際的イベントを主催・開催されたことに、心よりお祝い申し上げます。