駐日イエメン大使、日本の豊かな文化遺産とイエメン・日本関係強化に果たす文化外交の重要性を強調
駐日イエメン共和国大使アーデル・ビン・アリ・アルスナイニ閣下は、岐阜県への公式訪問中、日本の文化遺産が持つ豊かさと多様性を称賛し、相互理解の促進および国家間の友好関係の強化において文化外交が果たす重要な役割を強調した。
今回の訪問は、宮内庁式部職の大番頭を務める三上正博大使および江崎禎英岐阜県知事の温かい招待により実現したものである。訪問中、アルスナイニ大使は、長良川で行われる伝統的な「鵜飼(うかい)」行事に参加した。この鵜飼は、1,300年以上の歴史を持つ貴重な文化的伝統であり、宮内庁の庇護のもとで継承されている。
訪問期間中、アルスナイニ大使は、宮内庁式部職大番頭の三上正博大使、船越健裕外務審議官、江崎禎英岐阜県知事、ならびに小栗仁志中津川市長と会談を行った。会談では、イエメン共和国と日本の友好関係および協力関係をさらに強化するための方策、ならびに両国の友好な国民間の結びつきを深める上での文化外交の役割について意見交換が行われた。
また、大使は岐阜県庁が企画した視察ツアーにも参加し、岐阜県が有する豊かな歴史的・文化的・経済的遺産について理解を深めた。ツアーでは、歴史的な中山道沿いに位置し、美しく保存されている宿場町「馬籠宿」、著名な日本人作家・島崎藤村の旧宅、さらに多治見市の幸兵衛窯を訪問し、日本を代表する伝統的な陶芸の一つである美濃焼の歴史と職人技について学んだ。
アルスナイニ大使は、岐阜県が日本の文化的・自然的多様性を象徴する独自の地域であると述べ、世界的に評価されている文化遺産、歴史ある町並み、伝統工芸、そして受け継がれてきた生活文化を有していることを強調した。その例として、ユネスコ世界遺産に登録されている白川郷、歴史的な町並みが残る高山市、岐阜城、下呂温泉、数世紀にわたり継承されてきた関市の刀鍛冶の伝統、さらに美濃和紙や美濃焼といった優れた伝統工芸を挙げた。
大使は、訪問者に対し、岐阜県を訪れ、その歴史、自然の美しさ、そして豊かで活気ある文化遺産が融合した魅力を体験するよう呼びかけた。また、このような交流は、人と人とのつながりを強化し、イエメンと日本の文化協力をさらに発展させることに貢献すると述べた。
アルスナイニ大使は、三上正博大使、船越健裕外務審議官、江崎禎英岐阜県知事、小栗仁志中津川市長、ならびに今回の訪問の準備・運営に尽力したすべての関係者に対し、温かいおもてなしと細やかなご配慮に心からの感謝を表明した。
また、日本の文化遺産を象徴するこの素晴らしい文化体験を外交団のメンバーと共有する機会を得たことについても、感謝の意を示した。
アルスナイニ大使は、今後もさまざまな分野において、イエメン共和国と日本の友好関係および協力関係の絆を強化するための取り組みを継続していく決意を改めて表明した。
