駐日イエメン大使館、コーヒーとイエメンの歴史・文化的アイデンティティおよび文化遺産とのつながりを紹介するイベントを開催
アデル・ビン・アリ・アルスナイニ駐日イエメン大使の出席のもと、駐日イエメン大使館は、世界的なコーヒー企業であるUCCおよびMocha Origins社との共催により、「イエメンコーヒー ― 歴史・文化遺産・アイデンティティ」をテーマとしたイベントを開催しました。
本イベントは国際コーヒーアカデミーにおいて開催され、コーヒー産業の関係者や専門家、企業関係者などが参加しました。
本イベントは、イエメンコーヒーの歴史的・文化的価値を紹介するとともに、イエメンのアイデンティティおよび古代文明に根ざした文化遺産との深いつながりに光を当てることを目的として開催されました。あわせて、イエメンコーヒーの高い品質や、世界で最も古く、最も有名なコーヒーの一つとしての地位について理解を深める機会となりました。
アルスナイニ大使は挨拶の中で、イエメンの文明的・経済的歴史に触れ、イエメンコーヒーは単なる農産物ではなく、長い歴史の中でイエメンの国民的アイデンティティの重要な一部を形成してきたと述べました。また、その名称は、コーヒーが世界に広がり始めた初期の時代から、世界的なコーヒー貿易の歴史と深く結びついていると紹介しました。
また大使は、イエメンコーヒーが世界各国へ輸出される主要な拠点であったモカ港の歴史的役割について紹介しました。このつながりにより、「モカ」という名称は国際市場においてイエメンコーヒーと結び付けられるようになり、この独自の産品がイエメンに起源とルーツを持つことを示す歴史的な象徴となりました。
大使は、この歴史的遺産が、世界のコーヒー文化の形成におけるイエメンの貢献の深さを示すものであると強調しました。
イベントでは、対話形式のセッションに加え、イエメンの歴史や古代文明、歴史的都市を紹介する映像・文化展示が行われました。また、山岳高地に広がるイエメンコーヒーの主要生産地域や、世代を超えて受け継がれてきた伝統的な栽培方法についても紹介され、これらがイエメンコーヒー特有の品質と風味を生み出していることが説明されました。
さらに、イエメンコーヒーが山間部の農園で栽培されてから加工・輸出を経て、日本をはじめとする世界の市場に届けられるまでの過程について紹介が行われました。また、さまざまな困難に直面しながらも高品質なコーヒーの生産を維持するために尽力するイエメンの農家の取組や、この産業が地域社会の支援や生計向上に果たしている役割についても紹介されました。
